社会主義体制をとっている中国において本来人民は全て平等であるべきですが、現実には特権階級といわれる人々がいます。

中国での特権階級は会社の幹部や公務員の上級幹部、人事を担当する人々などを指します。特権階級が賄賂をもらい、一般の人の便宜を図るというのはよくあることです。
しかし、通常それはないことになっています。いわないという約束なので、それが建前となります。ただ、建前と現実は大きな違いがあります。鉄道の幹部が受注に関して賄賂をもらっていたということが、最近明らかになりましたがそのようなことは、氷山の一角です。
中国には後ろ門から入るという言葉があります。これは、特権階級に便宜を図ってもらい機会が開けたときにこの言葉を用います。後ろ門から入った場合でも、それはなかったことにするのが通常です。建前上はきちんとした仕方で入ったことになります。
このあたりの融通性が中国は日本と比べると強いです。中国人は中庸という言葉もよく用います。これは、儒教の精神のひとつで、両極端を避けるという意味です。中国人は中庸という精神を重んじるわけですが、特権階級に支えてもらい、何とかするところももしかしたらこの精神が影響しているのかもしれません。
使える手段の幅が広いともいうことができます。方法があるなら、何とかならないか、利用するというたくましさ、がめつさもあります。